注:展覧会での写真撮影・それらの情報公開は禁止です。
Third-Thingsでは特別に許可を頂いています。
関西の若手アーティストの芸術作品が、現在曽爾中学校1階ホールで展示されています。
「生徒に【本物】を見せてあげたい。」
その思いで今回の展覧会を企画・開催したのは、曽爾中学校美術科教師・岡本拓也先生です。
教科書の上で作品を見るのと、実物を自分の目で見るのとは全く違う、と断言する先生に促され、作品の展示されているホールへ向かいました。
いきなり目の前に現れた巨大な絵画。
その大きな絵が放つ存在感にただただ圧倒されつつも周りを見てみると、そこにも大きな絵画がずらり。
「これでも小さなほうなんだよ。」
話によると、コンテストなどで評価を得ている絵画はこれの2倍や3倍の大きさらしい。
はぁ?、と感心しながらしばらく絵を鑑賞していたが、いくつか質問もあり、それを聞いてみることにした。
まず気になったのは、これを見た生徒の感想だ。やはり休み時間などは、生徒たちが群がっていたのだろうか。
それを聞くと「そうでもなかった」と岡本先生は答えた。
「でも、みんな最初は関心をもって観にきてくれたし、最後までずっと鑑賞していた子もいたよ。」
確かに興味のない子は、絵をずっと観ていても飽きるだろう。
ただ、開催期間中は学校生活の中に芸術がずっと溶け込む訳だから、興味を持ち出す子もいるかもしれない。
続いて、この絵の作家さんたちの話を聞いた。
なんでも展示されている作家さんとは知り合いで、ボランティアということで借りてきたらしい。
(余談だが、冗談で「これ全部買い取ろうと思ったらかなりするんでしょうね」と言うと、笑顔で「4桁はするね」と返されたときの背筋の冷たさは忘れられない)
それにしてもどうやって運んできたのか。大きな絵だ。やはり専門の業者の人に頼んだのだろうか、と思ったのだが、どうやら先生がじきじきに運んできたらしい。
京都を4トントラックで2往復したそうで、さらに奈良にも出向いて作品を梱包しては往復という作業をこなしたらしい。
私が取材に行ったときには、すでに何人かの方々がいて、それぞれが「すごいねぇ」という感嘆の言葉をもらしていた。
ホールの壁あちこちに展示されている絵。
それはもちろん複製画でもなんでもない、紛れもない本物だ。
だから作品に近づいてよく見てみると、油絵特有のタッチやふくらみ、凹凸などがしっかりと見て取れる。
ここで展示されている作家さんたちの絵は、美術の教科書にも載っているそうだ。
だが教科書に印刷された小さなものから、大きな衝撃を受けるだろうか。
それはやはり、この目で見て見ないと分からないものだろう。
なので、この機会に暇のある人は作品を見に行ってはどうだろうか。
美術館で展示されている絵が、身近で見れるこのチャンスは、1月18日までの間である。
是非、そんな本物の芸術を、生で感じて欲しいと思う。
詳細は、最新ニュースに掲載されている記事より。