曽爾村ファンサイト Third-Things
秋の特集・獅子舞2007
特集掲載!トップページから!
サイト内検索
Powerd by Google™
曽爾村通信
ニュース速報
次回小径木即売会は1月30日
2008年1月17日 22:35

曽爾村新春マラソン開催
2008年1月14日 20:20

曽爾村で初雪
2007年12月30日 16:29

2007曽爾の獅子舞 画像一覧
2007年11月 1日 19:40

更新情報
ひとりごと
2008年2月 7日 22:51

ひとりごと
2008年1月28日 22:58

ひとりごと
2008年1月20日 20:40

ひとりごと
2008年1月17日 18:13

ひとりごと
2008年1月 8日 21:38

重要なお知らせ
2007年12月 2日 17:06

現在調整中
2007年12月 2日 16:30

曽爾の獅子舞2007 一日目ルポ <荒神払い・当家編>

07年11月 1日 8時46分
曽爾村の伝統、そして季節行事である獅子舞。
そんな獅子舞の様子を、そのまま文章にして伝えます。
まずは一日目、神社での祭りの前日の様子から。


うっすらと霧の立ち込める2007年10月6日の早朝。

曽爾村郷土芸能発表会の前日でなので正確には「祭り」その日ではない。

しかし、いつもの練習場所である公民館に全員が背中に「祭」と大きく書かれたハッピを着込んで集合している姿を見ると、祭りの雰囲気がそのあたり一面に立ち込める。



公民館から、肝心の道具である獅子や太鼓、笛などを車へと運び入れ、一行は最初に長野の一番上へ向かう。



長野というのは曽爾村の大字のひとつである。曽爾村は小さい村だが、その小さい中にも九大字に区切られている。(山粕・掛・長野・小長尾・今井・塩井・葛・伊賀見・太良路)



獅子舞を現在行っている大字はその中でも三つのみ。

その三つとは「長野」・「今井」・「伊賀見」である。

各大字で獅子舞は少し異なる特徴を持つ。だからこそ、郷土芸能発表会で各大字が集結し、同時に舞を披露するのである。



私が所属しているのは「長野奉舞会」だ。基本的に同じ大字に住んでいる人間しか所属できなかったのだが、人口減少などの要因があり、最近は違う大字の人間でも所属することができる場合がある。



さて、その長野であるが、長野は曽爾村の中でも標高が高い山肌一帯を占めており、上層部は結構高い。





車で数分、奉舞会メンバーを乗せた車は長野の中でも上の場所へ到着する。





この日は午前中は長野中を獅子舞を披露して周る「荒神払い」である。

午後からは当家での獅子廻し。

これらについては、この後説明することにする。





長野全域を午前中だけで周らなくてはならないので、時間がない。

早速着替えをして、袴に履き替えて開始する。





朝靄の中の獅子舞






家の中に入り、神棚の方を向いて舞を奉納する。



太鼓の音が、篠笛の音が、大気を震わせ霧を晴らす。



私はこの音がしだすと、やはり胸が躍る。

獅子舞とは、確かに神聖なものだ。だが同時に「祭り」でもあるのだ。



祭りを楽しまないこと程、損なことはないだろう。







太鼓が一際大きな音を打ち鳴らし、舞を締めくくる。

パチパチと拍手が鳴り響いた。





それからは二手のグループに分かれる。

どのグループがどの順番で、どこの家から訪問してまわるかといったことも決められている。



最低限の時間しかないのだ。ゆっくりとしている暇はない。





二つのグループは、分かれながらも下へ下へと下っていく。

地形から考えて、上から下へと順にいったほうが効率が良いからだ。





「長野奉舞会です。」



地域の方々には、先に連絡が行っているため「ありがとうございます。」と快く受け入れてくれる。



その期待に答える為にも、一軒一軒力を抜かず、真剣に舞う。



そうして、次々と家を周っていく。





荒神払い




荒神払いとして、一軒一軒を周り始めた理由は「乞食」である。

平たく言うと、舞をする代わりに、お金を貰うということだ。



そのお金を使って、壊れた獅子を修繕したり、その他諸経費をまかなっている。



しかし、このように一軒一軒を周っていく習慣は、数十年前からなくなっていた。

だが、文化をなくしてはいけない。ということで、三年前から再び再開され、今に至る。



このように、失われた文化を取り戻し、続けていくという使命が奉舞会には課せられているのである。







荒神払いは二人+太鼓と篠笛の計四人で行われる。

その中でもメインは獅子をかぶった一人で、その人がすべての舞を行う。

後ろの人は、獅子の布を肩に持ち、真鍮製のすりがねという物を鳴らしつつ歩く。



時間はとても短く、早ければ四、五分。これは、たくさんの家を周らなければならない為だ。



ちなみに今は違うのだが、昔は「頂く金額によって長さが違った」そうだ。

たくさん貰っているのに、他のところと同じでは良くないからだろうか。

さらに、とても沢山くださったところでは、荒神払いの他に「長神楽」という舞も付け足していたらしい。





ちなみにこの「長神楽」ですが、現在の長野奉舞会メンバーで舞える人はいない。

だから、復活に向けて頑張ろうかと思っている。





途中、いくらか休憩を挟みながらも無事にすべての家を周り終わった。



最後に近づくにつれ、もう一方のグループの太鼓の音が大きくなり、向こうも終わりに近づいていることが分かる。



グループの合流後、昼食にするため一度公民館へと向かい、弁当を食べる。









午後からは、当家での舞だ。





ここからは子供たちも合流し、長野の舞ではメインとなる「獅子踊り」が披露される。


表で大人が参神楽や悪魔払いなどを舞っている間、裏方では子供の着替えが進められる。



当家での中村





しばらくして、それは始まった。



私も「道化」として、子供たちに混じる。

ちなみに道化とは、周りの観客たちを飽きさせないようにするために、笑わせる役目である。

○○をする。ということが決まっていないため、決まっているほうが楽だなぁ、と感じるときさえある。



獅子踊り





この日のために作られた木製の特設ステージの上で、子供たちは練習どおりに踊る。



しっかりとメリハリを付けて、いつもどおり、踊る。





一時間近くにも及ぶ踊りが終わったとき、周りからは拍手が渦巻いた。







<二日目ルポへ続く>